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細胞のアルゴリズムと細胞デザインと興味の矛先の話

昨日、遺伝研の講演会を聞きに東大まで行ってきました。

弾丸で行ったので飛行機の時間的にきつかったんですが、楽しかったので良かったです👯。

 

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見に行ったのがこんな感じのやつ。

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簡単に遺伝研の説明をしますと、

国立遺伝学研究所(こくりついでんがくけんきゅうじょ、英:National Institute of Genetics)は、情報・システム研究機構を構成する静岡県三島市にある大学共同利用機関総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻があり、大学院教育も行われている。遺伝学研究所内に日本遺伝学会事務局が置かれている。2014年度まで、国家事業であるナショナルバイオリソースプロジェクトの事務局も置かれた。 

 

国立遺伝学研究所は、生命科学分野における中核研究機関として国際水準の先端的研究に取り組んでいる。また、生命科学を支える中核拠点として、バイオリソース事業、DDBJ事業、DNAシーケンシング事業を行っている。

研究所の敷地内には研究用として多数のの木が植えられており、市民から桜の名所として親しまれている。桜のシーズンの毎年4月に行われる一般公開は多くの人でにぎわう。

 

-- 国立遺伝学研究所 - Wikipedia

こんな感じ。

日本における生物学、とりわけ遺伝界隈での最高峰の研究機関で、基生研生理学研究所とかと並んで総合的な大学院大学を形成しているところですね。

 

そこで、若手の研究者(30-40代くらい)で、より新しい分野(バイオインフォマティクスとか)の研究をしている人たちに研究室とメンターを付けて、新たな分野の開拓を行おう!って言う試みが10年前に始まって、それの報告会的なものでした。

 

今回行った目的は一つ。

 

 細胞建築研究室 木村暁教授に会いに行くこと! 

 

でした😤

(会いに行くことだけが目的ではないんだけど、まあいいか。

 

 

 木村教授の研究内容はおもに3つで

  • 核が細胞の中心に配置する仕組み
  • 細胞のサイズに合わせて細胞内構造の サイズが変化する仕組み
  • 細胞質流動の方向が揃う仕組み

を解明することでして。

 

で、これを行うために、細胞の3Dモデリング、流体シミュレーションなどをやられています。

これってすごい革新的な話で。

今までだと、細胞の話って、

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こんな感じの二次元で話が進むことが多くて、今でも三次元で細胞を扱ってるところってあまりないと思います。

 

それを例えばCADあたりを使って3Dモデリングするとか、プログラム書いてシミュレーションとか、本当に日本のそれこそ木村先生みたいな方が初めてやったんじゃないかってレベルです、これホント。

 

で、これで何が出来るようになるかっていう話なんですが、言葉をお借りすると、

細胞骨格がもたらす力が、核や染色体、細胞質にどのように作用して細胞が建築されるかを理解すること”

が出来るようになる”かも”しれません。

 

細胞を組み合わせることによってできている生物の根本的な仕組み、手法自体はまだほんの数%しか解明されていませんが、これが出来ることにより、飛躍的な進歩が期待できるかな、というところです。

 

 そもそも木村教授を知ったのは来月うちの大学である、学外から人を呼んで講義をしてもらうっていう授業で木村先生が話される内容を見て知ったんですけど。

ちょうどその日東京にいて、まじか…と思ってネットを漁ってたら3日後に東京で講演会があると。

これは行くしかない!と思って行ったのが昨日でした。(往復35000痛かった…

 

 

 余談なんですけど、そもそも自分が遺伝研の存在を知ったのは中学校の時で、遺伝研って静岡県の三島にあるんですよね。

 

Map of Shizuoka Prefecture

これがみんな大好き静岡県の地図なんですけど。

 

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ここが遺伝学研究所。

 

 

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でここ実家。

 

なにが言いたいかって言うと、めちゃくちゃ近くて、中学のあたりは、大人になったらここで働くんだ〜とか考えていた感じでした。

 

 まあそんなことを思ったり思わなかったりしていた内に高校行って大学で生物を専攻して、遺伝学研究所のことはすっぽり忘れていたんですけど、たまたま縁があって今回講演会を見つけて興味がある分野だったので行ってきましたと、いう話なんですが。

 

 

 なんで、この”細胞建築学”って言う分野に興味があるかっていうところで言うと、自分がものすごく好きな生物の仕組みがあって、それが

アポトーシス

っていうんですけど。

生物に関わってる人にとっては、なんだそれかよ、みたいな事象なんですけど。

 

アポトーシスっていうのは、

アポトーシスアポプトーシス[1] (apoptosis) とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死(狭義にはその中の、カスパーゼに依存する型)のこと。ネクローシス(necrosis)の対義語として使われる事が多い。

Apoptosis の語源はギリシャ語の“απόπτωσις”, apoptosis アポプトーシス:「apo-(離れて)」と「ptosis(下降)」に由来し、「(枯れ葉などが木から)落ちる」という意味である。英語では[ˌæpəˈtoʊsəs,ˌæpəpˈtoʊsəs][2]と発音されるが、この語が最初に提唱された論文では2番目のpを黙字としている[3]

-- アポトーシス - Wikipedia

 

簡単にいうと、プログラムされた自己細胞死ですね。

自分で自分の細胞を殺すんです。

 

自分的にデザインとか建築学に近いなと思っているのはここら辺なんですけど、生物ってすごいんですよ。 

デザインで黄金比って有ると思うんですけど、生物にもそれがあって。

幾何学とかで表される部分で。

karapaia.livedoor.biz

こんなのとか。

 

カッコいい。

自然の理の美しさというかなんというか。

すごく良いじゃないですか???

  

人間で言うと、昔猿だった時のしっぽの名残の尾てい骨とか、水かきがあったところのアポトーシスによってできた手のムダのない皮の設計とか。

 

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↑ ココらへん

 

うわあああああ、かっこいいいいい。。。

 

ってなりません???

なりますよね???

 

まあこれは個人的な話なんですけど。

そう、そんな生物愛というか細胞愛というかそういう部分が刺激されまくった日でした🤔

 

 

 講演を聞いたら、院進もありだな、と思って、というかここ最近院進もありだなと薄々感じてはいたんですが。

 

個人的に尊敬している方で、ペパボの松本さんという方がいて。

blog.hifumi.info

記事に出てくる松本さんのキャリアキーノートは研究と就職で悩んでいる人は絶対読んだほうが良いと思う話なんだけど。

 

これを読んで、研究者と狭義でのシャカイジン(アカデミックなことではなく働く人)、そのどちらも欲張っていいんじゃないかと思っていて、リモートワークが社会的に認められてきているなかで自分の生き方に制限をかけることはなくて、自分がやりたいことを全てやるっていうこともしてもいいんじゃないかと思っていて。

 

そう、つまり今悩んでいるんだけど…

 

院進して、その分野で成果を出すっていう選択肢もあるし、シャカイジンとして働いてみてやっぱりやりたくなったら研究するのもありだし、ずーっとシャカイジンとして生きていくっていうのもありだなと思っていて、難しいですね、うん。

多分どれを選んでも自分的には良いなと思えて、どれをとってもあっちが良かったかもしれないけど今も十分楽しいと思えるというか。

何をしても正解に出来そうでとても楽しいっていうことなんですかね、言いたいことは。

まあまだ悩むと思うんだけど。

 

デイル ドーテンの”仕事は楽しいかね?”で、あらゆることをしてみて、いつのまにかなるようになっているって言ってたから、試行錯誤していても何をしていても全てが正解なんだなと今は思っているので考えて考えて行動して行動してっていうのをずっとして痛いなと思っております。

 

 

 

 

なんか中身なくて、しかも意識高い感じに終わってていやだな…ま、いっか。